テレワークを快適にする部屋作りのポイントとは?住居タイプ別に解説!

くらす

新型コロナウイルス感染拡大防止のために多くの企業でテレワークが導入され、今ではすっかり広く普及しました。あなたが勤務している会社でもテレワークに対応するようになったのではないでしょうか。通勤からも解放されてストレスフリーで仕事に打ち込めるという人や勉強する時間が増えたという人がいる一方で、自宅だといろいろと不便だという人もいます。では、在宅で仕事がはかどる環境とはどのようなものなのでしょうか。今回の記事では、様々なケースごとに仕事しやすいさまざま部屋づくりを紹介します。今後コロナの展開はわかりませんが、働き方改革などにより今後もテレワークが続くと見られる方は参考にしてみてください。

テレワークで快適なスペースの広さ

パソコンのタイプで変わる必要な広さスペース

快適な広さのテレワークスペース

デスクワークをメインとしている人はパソコンを使った作業がほとんどだと思います。ここではパソコン作業の場所を選ぶ場合の目安をご紹介します。自宅内の現状によって難しい場合があるかもしれませんが、以下のことを気にかけながら良い環境を作っていきましょう。

ノートパソコンを使う場合

普段小型ノートパソコンで仕事をしている人は、最低で横幅60cm×奥行45cm程度のスペースがあればパソコンを置くことが可能です。ですので、ダイニングテーブルやカウンターを仕事机の代わりにしているという人もしばしば見られます。

でも、パソコンの横に資料やタブレット端末を置いて作業することが多い人などは、もう少しスペースに余裕が欲しいところ。その場合は横幅80cm×奥行60cm程度のスペース確保を目指しましょう。

デスクトップパソコンを使う場合

自宅でもデスクトップを使って仕事をするという人は、本体やモニターの大きさにもよりますが、横幅100cm×奥行80cm程度の広さを確保できる場所をテレワーク用のスペースにしましょう。またノートパソコンユーザーと同じように資料などを見ることが多い人は、横幅と奥行にプラス20cm程度の余裕を持たせましょう。

デュアルディスプレイやグラフィックボードを使うクリエイティブ職であれば、さらに大きめのデスクの方が作業しやすいです。

WEBカメラに映る場所は大丈夫?

オフィスでの会議ではまったく気が付かなかったと思いますが、

実際オンラインミーティングをやってみると、自分のカメラ映りがけっこう気になるもの。さらに場所が自宅だけに、自分の背後にプライベートな部分が映ってしまい、上司や同僚、取引先の人などに見られて恥ずかしい想いをしたというエピソードはネット上でもたくさん見られます。そうならないためにもインテリア、特に自分の背後の状況には細かく気を遣い、周りも整理整頓を心がけましょう。

シンプルな壁やカーテンを背景に

最も簡単なのが、何もない壁を背景にすることです。同僚だけのフランクな打ち合わせでも、取引先との商談でも、余計なものが映らないので会話にしっかりと集中できます。適当な壁がない場合は窓の前に座り、カーテンを閉めてしまえば大丈夫。ただ、陽射しの良く入る窓の場合は、逆光になってしまい自分の顔が暗く映ってしまうこともあるので厚手のカーテンを用意するなどの対策が必要になります。

バーチャル背景の利用もひとつの手

壁にいろいろ貼ってあったり、間取りの関係などで窓を背後にできない場合はミーティングアプリで設定できるバーチャル背景の機能を活用するとよいでしょう。アプリが自分の姿だけを認識して背後は設定した色や画像の表示によりうまく隠してくれるのでとても便利です。ただし、アプリの操作に慣れていない人は背景の切り替えに手間取ることも考えられるので、時間に余裕をもってミーティング前に使える状態にしておきましょう。様々な背景画像をダウンロードできるサイトもあるので、気心のしれた同僚との打ち合わせはユニークな背景で、取引先との商談はホワイトの背景で、などミーティングの雰囲気に合わせて使い分けすることも可能です。

テレワークに適した場所選びのポイント

基本はワークデスクが置ける場所

ローテーブルやソファの上で作業する人もいますが、やはり基本はテレワーク用の作業スペースを作っておきたいものです。さらに間取りにもよりますが、理想を言えばワークデスクが置ける仕事部屋があればベスト。

クローゼット代わりに使っている部屋などがあれば、テレワークのために部屋の模様替えをしてみてはいかがでしょう。

本格的なワークデスクでなくても、シンプルなデスクがあれば十分にパソコン作業ができますし、配置を変えたくなったときにも便利です。

使っていない部屋がないときは、リビングや寝室の一角にワークスペースを作ることになりますが、この場合も前述のポイントを踏まえて仕事に適した環境に整えましょう。

意外と気になる「音」のこと

日中の雑音は必ず確認を

実際に自宅でデスクワークをしてみると、今まで気にしたことがない雑音がけっこう気になったという感想がよく聞かれます。のんびりくつろいでいる夜の時間は静かでも、普段は不在にしている日中の時間は、外を走る車の音、近隣住人の生活音、さらには上の階の床から響く足音など、思った以上に様々な雑音が耳に入ることが少なくありません。

まずは自宅の日中の騒音状況を確認してみて、屋外からの音が気にならないかどうかもワークスペース選びの大切なポイントです。

家族の協力も大切

一人暮らしの場合は自分で環境を作ることができますが、家族と同居している場合は仕事中にあまり騒がしくしないよう協力を求めることも必要です。

ドアの開け閉めやテレビの音量など、少しの注意で解決することは遠慮なくお願いしましょう。でも、小さな子どもがいるとどうしても仕方ないこともありますよね。ある程度割り切って、リビングで子どもの様子を見ながら作業して、オンラインミーティングのときだけ別室でちょっとガマンしてもらうなど、少しずつ慣れてもらうようにしましょう。

あえて場所を決めないフリーアドレス

多少雑音があっても気にならない人は居心地重視であえてワークスペースを決めないのもアリです。大手IT企業などで導入されているフリーアドレスのワークスタイルです。ソファにもたれかかりながら作業したり、畳の上で作業したり、陽の当たるベランダで作業したり、立った姿勢のままカウンターで作業したり…と、そのときの気分でパソコンを持って自宅内を自由に移動すると気分転換にもなるという声も聞かれます。

ただし、持ち運びしやすいノートパソコンを使っていることと自宅内のWiFi環境が整っていることが条件となりますのでご注意ください。

コンセントの場所には注意

コンセントの場所に注意

どの部屋にでもコンセントはありますが、数と位置によってワークスペース選びの自由度は変わってきます。

部屋の広さの割にコンセントが少ないと生活家電だけで大半が埋まってしまいますし、作業したい場所から遠いと延長コードを用意する必要があります。

バッテリー駆動時間の長いノートパソコンであれば、仕事中はコンセントにつながなくても問題なく作業できるので便利です。

また、これから自宅の新築やリフォーム、引っ越しを検討している人は、コンセントを自分好みの位置に設置したり、便利な位置に設置してある物件を選んでみてはいかがでしょう。

書類の置き場所も考えて

整理整頓されたテレワークスペース

社内での書類共有も今やOfficeファイルやPDFのままPC上だけでやり取りすることが一般的となっていますが、内容を細かくチェックするときなどはプリントアウトすることもあります。自宅でプリントアウトした場合、1度見たら不要なものはすぐに処分し、一定期間保管しておくものはわかりやすく分類して管理する必要があります。処分する書類はゴミ箱に捨てずに、なるべくシュレッターを使い情報の管理は会社にいるときと同じようにしっかりと行いましょう。保管する書類は棚やカラーボックスなどの使っていない家具、100円ショップのファイルケースなどのアイテムを活用して分類しておくと、いざ必要となったときも安心です。

またページ数が多い書籍やたくさんの書類と一緒に自宅内を移動するときは、キャスター付きのワゴンがあると仕分けた書類がグチャグチャにならずに済むので便利です。

部屋の一部をテレワーク用スペースにするアイデア

部屋の一部に設けたテレワークスペース

前述したように、ワンルームに住んでいる人や使ってない部屋がない人は、現在の生活空間の中にワークスペースを作ることになります。ここではそのためのアイデアを紹介していきます。

リビング×カウンターでカフェ風に

カフェのようなオシャレなカウンター

横長のカウンターテーブルとハイチェアをリビングに置くと、一瞬でカフェのようなおしゃれな雰囲気に。ここでパソコンを置いて仕事しつつ、休憩時間はコーヒーを飲みながらリラックスすると気分が上がること間違いなし。長時間座りっぱなしで疲れたときは、立って作業する方法もおすすめです。足の筋肉に刺激を与えることで、頭がスッキリして再び集中力が続くようになります。持ち家に住んでいる人は、DIYで作り付けのカウンターを設置するとより本格的なカフェ風の空間になります。

寝室には仕事専用デスクを

仕事専用デスクを寝室に設置
もともと落ち着いた雰囲気の寝室なので、静かな環境で集中したい人に最適なワークスペースを作ることができます。せっかくなら作業しやすさと座り心地にこだわったデスクとチェアを設置してみてはいかがでしょうか。

ただし、家族と同居している場合は深夜の作業はできるだけ避けましょう。もし深夜作業が必要な場合は、すぐそばで寝ている人を起こさないように明かりが広がらないスタンドライトを使用するようにしましょう。

新築時にワークスペースをレイアウトするアイデア

マンションやアパートなどすでに出来上がった生活空間に新たにワークスペースを作ろうとすると、大きなレイアウト変更が必要になり、イメージ通りにできない場合もあります。しかし、これから新築する住宅にあらかじめワークスペースを用意するなら無理なくレイアウトできますし、設計のプロがサポートしてくれるので完成度はグッと高くなります。ここでは新築住宅にテレワーク用スペースを設計した例を紹介していきます。

キッチン横にデスクを置いて家事と両立

出社するときは、忙しい朝や疲れて帰ってきた夜にまとめて片づけている家事。在宅ワークなら仕事の合間に少しずつ片づけていけるので、いい気分転換にもなりますし、朝晩もゆったりと過ごせます。そんなライフスタイルを応援するために、キッチン横にワークスペースを配置する設計を考えてみました。デスクとキッチンの行き来がしやすく、子どもがいる人はリビングやダイニングで遊ぶ様子を気にかけながら、仕事に取り組むことができます。

1部屋使ってこだわりのホームオフィス

こだわりのホームオフィス
やはりしっかりとしたワークデスクがないと仕事モードになれないという人には、1部屋をテレワーク用の書斎として設計してしまう方法がおすすめ。あらかじめ効率よく仕事できるように設計するので、ネット環境やコンセント位置、配線回り、書籍と書類の収納、オンラインミーティング時の背景や照明なども完璧に整えることができます。

玄関ホールの一部を仕切って個室ブース風に

玄関ホールの一部を仕切って個室ブース風なテレワークスペース

1部屋を書斎にするほどの広さがないという人は、たとえば玄関ホールの一部を仕切ってワークスペースにしてしまうのはいかがでしょう。広いワークスペースを作るのは難しいものの、コンパクトな空間ならかえって余計な物が目に入らず集中できるかもしれません。仕事用の個室ブースのように設計を工夫すれば、住宅全体のデザインとしても良いアクセントなります。

まとめ

ここまで在宅でのテレワークを快適にするためのポイントを紹介してきましたが、住まいの間取りや広さに左右される部分が大きいため、100%満足できるカタチにするのは難しいと思います。そこで仕事環境で大切にしたいことに優先順位をつけて、必ず実現したいことからカタチにしていくことをおすすめします。

その点、新築住宅であればかなり高い満足度を実現できるメリットがあります。これから家の購入計画がある人は、この機会にぜひ一度「富士住建」までお気軽にご相談ください。富士住建なら土地探しから設計・施工、ローン借り入れ、将来的なメンテナンスまでの知っておくべき情報がわかる無料相談を行っていますので、不動産に詳しくない人でも大丈夫。様々な情報を理解した上で「注文住宅を建てたい」と思われたお客様だけ契約のお話へと進めていきますので、「とりあえず話だけ聞いてみたい」という段階でも安心してお問い合わせください。「いつかは理想のマイホームを!」という夢を私たちと一緒に実現にしてみませんか?

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