一生に一度の大きな買い物であるマイホーム。自由に設計できる注文住宅は、自分たちの理想を形にすることができますが、同時に思わぬ失敗も起こりがちです。せっかくのマイホームが「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためには、事前に失敗例を知り、適切な対策を講じることが大切です。
今回は「後悔しない家づくりを実現するには?」というテーマで、注文住宅でよくある失敗例と、その対策を紹介します。
注文住宅でのよくある後悔・失敗例とその対策
注文住宅でよくある後悔や失敗例を「土地選び」「費用」「間取り」「収納」「設備」に分けて紹介し、その対策についても触れていきます。
土地選び
注文住宅における土地選びは、最初のステップであり、家づくり全体の基盤となる重要な要素です。よくある後悔や失敗の一つに、土地選びを軽視してしまい、後から不便さを感じるというのがあります。例えば、「周辺の交通量が多くて騒音が気になる」「日当たりが悪い」「通勤通学の利便性が悪い」など、住み始めてから気付く問題も多いです。
対策としては、土地選びの段階で、周辺環境や交通の便、生活施設へのアクセス、騒音や風通し、日当たりなどを十分に確認することが重要です。建物設計の前に土地の形状や法的な規制を調査し、将来的なライフプランに合った土地を慎重に選ぶことで、失敗や後悔を防ぐことができます。
費用
「予算オーバー」は多くの人が直面する問題です。最初に設定した予算内で家を建てられると思っていても、途中で追加の設備や仕様変更が発生し、最終的に予算を大幅に超えることがあります。見積もりの段階で細かい部分が含まれておらず、予期せぬ費用がかかることも少なくありません。
対策としては、家を建てる前に余裕を持った資金計画を立て、必ず見積もりの細部を確認することが大切です。設備や仕様の変更が予算にどのように影響するのかも事前にしっかり確認しましょう。
引っ越し費用、家具・家電の購入費など、家づくり以外にかかる費用も忘れずに考慮することで、予算オーバーのリスクを軽減できます。
間取り
間取りに関する問題も、注文住宅でよくある後悔の一つです。間取りの設計は家の使い勝手や住み心地に大きく影響するため、慎重に計画することが重要です。
Case1:動線が悪い
リビングとキッチン、玄関と収納などの動線が複雑だと、日常生活で不便を感じることが多くなります。それを防ぐためには、実際の生活シーンをイメージしながら動線を設計し、効率的に動けるように配置を工夫することが大切です。
Case2:部屋の広さや使い方が合わない
生活の変化に対応できない間取りにしてしまうと、将来的に不便さを感じることがあります。将来の家族構成やライフスタイルの変化を見据え、部屋の用途や広さを十分に考慮することが対策となります。
Case3:日当たりや風通しを考慮していない
窓の配置や部屋の向きが悪いと、日当たりや風通しが不十分になり、快適な生活環境が損なわれます。周囲の環境や方位をしっかりと考慮した上で、窓の位置や間取りを計画することが必要です。
ハウスメーカーの担当営業や設計士から間取りの提案を受けたらまずは実際の生活をイメージし、後悔しないよう不安に思うことは相談してみましょう。
収納
収納に関する問題もあります。収納は家を整理整頓し、快適に暮らすための重要な要素ですが、十分に計画されていないと、物があふれたり、生活スペースが狭くなってしまったりすることがあります。
Case1:収納スペースが不足している
部屋や家全体に十分な収納スペースがないと、物が散らかりやすくなりますので、必要な収納量を事前にしっかりと見積もり、各部屋に適切な収納スペースを確保することが大切です。
Case2:収納の位置が不便
収納スペースが使いたい場所から遠かったり、高い位置にあったりすると、日常生活で使いづらくなります。使用頻度や使う場所を考慮して、収納の位置や高さを工夫するのがポイントです。
Case3:小物収納を考えていなかった
大きな収納スペースは確保しているものの、細かい物を収納する場所がなく、結局散らかってしまうことがあります。
これに対しては、クローゼットや棚の他に、小物や日用品を整理できる引き出しや仕切りを取り入れることで、収納の機能性を高めるのが効果的です。
設備
家の設備に関する後悔としては、「設備を追加しておけば良かった」というケースが挙げられます。
家を建てた後に必要だと感じた設備があった場合、追加するのには多額の費用がかかることが多いです。
家族のライフスタイルに合った設備を事前に十分に検討し、初めから取り入れることが重要です。「不要な設備を取り付けてしまった」という後悔もよく見られます。
必要だと思って設置した設備が、実際にはほとんど使われないこともあり、それを避けるためにも、設備の使用頻度や必要性をよく考えることが大切です。最新の設備にこだわりすぎて予算オーバー、実際には使いこなせない機能があるという問題もあります。
さらに、設備のメンテナンスやランニングコストを十分に考慮せずに導入し、後から維持管理が大変だと感じることもあります。事前にメンテナンスの手間やランニングコストを調べて、無理のない範囲で設備を選ぶことがポイントです。
後悔しない家づくりを実現するには?
後悔しない家づくりを実現するためには、何より信頼できるハウスメーカーや工務店に依頼することが重要です。家づくりは大きな買い物であり、一度建てると簡単にやり直すことができません。
そのため、信頼できる企業を選ぶことが後悔を防ぐための第一歩です。適切な企業に依頼することで、理想の家づくりがスムーズに進み、後悔しない家づくりが実現できるでしょう。
注文住宅を建てるなら
後悔しない家づくりを実現するためには、事前の計画や信頼できる企業選びが重要です。注文住宅は、土地選びや予算、間取り、設備など多くの決断が必要です。後悔しやすい失敗例として、土地や間取りの不備、予算オーバー、収納不足などが挙げられますが、それらは慎重な計画としっかりした対策で防ぐことが可能です。
特に、家づくりの各ステップにおいて、未来の生活をイメージしながら進めることが大切です。
富士住建は、関東エリアで注文住宅13,900棟の実績があり、家族のライフスタイルにあった空間を提供してきました。資金計画から土地探し、間取りプラン、施工、アフターメンテナンスまで、手厚くサポートさせていただきます。
関東エリアで注文住宅を検討している場合にはお気軽にご相談ください。