注文住宅はおしゃれに建てよう!これだけは知っておきたいポイント

たてる

注文住宅をおしゃれに建てるには

夢のマイホームは一生に一度の大きなお買い物。分譲マンションなら新築か、フルリフォームされた中古か、戸建なら注文住宅か、建売住宅か…など、いろいろな選択肢の中から予算や自分の好みなどの条件を決めてしぼりこんでいくことになります。でも、せっかくなら自分だけでなく一緒に暮らす家族の全員が満足できるような注文住宅を建ててみたいなと思いませんか。今回の記事では、「家を建てるなら注文住宅で」とお考えのあなたに、おしゃれな家を完成させるためのポイントを解説していきたいと思います。

そもそも「おしゃれな家」とは?

「おしゃれ」とは、非常にぼんやりした概念で、感覚は人それぞれです。しかし服のコーディネートでは、上下と靴、アクセサリーを好きなものを集めてもおしゃれにはなりません。それは、家でも同じで、建材のサンプルや写真を見て、気に入ったのを組み合わせてみてもなかなかおしゃれにはなりません。全体がおしゃれに見えるためには押さえておくべきポイントというものがあります。もちろんプロに任せておけば一応おしゃれには仕上がりますが、それでは注文住宅の意味がありません。自分自身のこだわりを住宅設計に盛り込めるように、おしゃれな家づくりのコツを知っておきましょう。家がよく見えるためのいくつかのポイントを以下にまとめてみました。

家の外観を考えるコツ

家をパッと見た第一印象はもちろん外観で決まります。しかし、奇抜なスタイルの家、斬新なデザインの家が良いということではありません。特に周囲の景観と調和しないような家だと「悪目立ち」になってしまいかねません。逆に全体的な形状・シルエット、屋根、外壁、エクステリアなどがトータルでバランスよく整っていると、家の近くを通りがかる人からも「センスがいいな」と目を引くことになる可能性大。お客さんを招いて褒められたときは誇らしい気持ちになるでしょう。この項目では見た目のバランスがよくなるように主なパーツごとに選び方を紹介していきます。

黒外観がオシャレな2階建ての家

形状とシルエット

洋風か和風か、2階建て以上か平屋建てかなど、予算や好みによってガラリと変わってしまう家の形状・シルエット。あまり流行にとらわれることなく、シンプルで機能性を大切に考えることが基本です。なぜなら、長く住んでいく上で内装はリフォームが可能ですが、家の形状自体を変えるとなると増築・改築をせざるを得ません。また、景観や街並みと調和した家の方が上品に見え、ご近所に好印象を与えることになり、結果として「住み心地のよい自宅」となるのです。

屋根

屋根もシルエットに大きく関係するため、やはりシンプルに機能性重視で考えるべきです。特に屋根の端には雨水を地面まで誘導するパイプ「雨どい」を設置することがほとんどですが、屋根の形が複雑になると、雨どいの設置も複雑になり、完成時の見た目も悪くなります。

【片流れ】

上記の理由から人気なのが「片流れ」というタイプの屋根です。これは1方向のみに傾斜をもつ屋根のことで、太陽光発電パネルを大きな面積で設置できる、屋根裏に大きなスペースができる、といったメリットがあります。外観はシャープでダイナミックな雰囲気になりやすいです。

【切妻屋根】

いわゆる三角屋根と呼ばれるタイプは「切妻屋根」といいます。片流れと同じくシンプル構造で施工しやすく、片流れほどではないものの屋根裏スペースも使え、和風と洋風のどちらの雰囲気にもマッチするというメリットがあります。外観は、和風であればどこか懐かしい和モダンな雰囲気、洋風であればかわいらしい雰囲気になりやすいです。

【寄棟屋根】

4方向に傾斜がある、三角形2枚と台形2枚を貼り合わせた形の屋根は「寄棟屋根」と呼ばれます。外壁を守る軒が4方向に出ているため、雨風や日光による外壁の劣化を軽減することができ、住宅を長持ちさせるメリットがあります。また寄棟屋根に似たタイプで、三角形4枚を貼り合わせて屋根の先端が尖ったものを「方形屋根」といいます。外観は、いずれも重厚感と安定感がある落ち着いた雰囲気になり、バルコニーとの相性の良さも特徴です。

シックでモダンな印象の平屋

外壁

家の外観を決める要素のうち、「色」と「質感」は外壁が大きく影響します。たとえば、白、黒、グレーを基調とした外壁にするとシックでモダンな印象になり、木調のサイディングボードを外壁全体に貼ると古民家やログハウスのような温かみを感じる印象に、そしてレンガ調のサイディングボードを貼れば、ヨーロッパ風の落ち着いた印象になります。

質感については、人気の窯業系サイディングボードはレンガ調の凹凸のある陶器のような風合いになり、金属系サイディングボードは現代的で無機質な風合い、モルタルであれば職人の塗り方により様々な模様と継ぎ目のない自然な風合いに仕上がります。

大きな窓をもうけると、外光を多く取り込め室内も開放感がある反面、外からプライベート空間が見えやすかったりと、最適な加減を計算する必要があります。一般的に住宅では2枚のガラスを左右にスライドさせる「引き違い窓」が多く見られますが、他のタイプの窓をつけてみると、小さな窓でもよいアクセントになりおしゃれに見える場合が少なくありません。たとえば、縦軸でガラスが回転する「縦すべり出し窓」や横軸で枠が回転する「横すべり出し窓」は、省スペースで気密性能も優れているため、「引き違い窓」と合わせて使うと見た目以上に機能的なメリットがあります。陽当たりや外からの見え方を確認した上で最適な組み合わせを選びましょう。

外構/エクステリア

建物よりも外構・エクステリアの部分が目立ち過ぎてしまうと、センスの良い建物でも安っぽく見られかねません。逆に外構・エクステリアが控えめできれいに整っていると、建物のグレードを上げて見せてくれます。肝心なのは、建物との調和です。建物の基調色に合わせて、フェンスや門扉、ポスト、ガレージ、カーポートなどのアイテムを選んでいくようにしましょう。また庭を作る場合も、建物のテイストに合わせることが大事です。リビングの延長線上にウッドデッキを置くのか、タイルを敷いてテラスを作るのか、天然芝や人工芝を敷くのか、趣味のスペースにするのか、建物との相性を考えてイメージを作っていくと失敗しにくいはずです。庭で過ごす時間を作る予定なら、フェンスを設置した方が外からの視線が気になりにくくなります。ちなみに高さ180~200cm程度のフェンスは目隠し効果が高いとされていますが、高さがあると強風に耐える強度も求められます。夜間は照明を利用するとおしゃれな雰囲気が出ますので、落ち着いた色の屋外照明を何個か設置しておくのもおすすめです。

玄関

外観の一部でありながら屋内の様子を想像させる効果もある玄関ドア。外観のイメージのまま屋内へ誘うこともできますし、玄関を開けた瞬間に雰囲気を一変させることもでき、工夫次第でドアは演出アイテムとして大いに役立ちます。また玄関ホールは機能性重視で落ち着いた雰囲気に仕上げつつ、その奥に吹抜けのリビングが広がっているというようなおしゃれな演出もできます。このように屋外と屋内をつなぐ場所という特徴を活かして、雰囲気や見え方の変化を計算してみると思った以上にマイホームプラン作りを楽しめる場所かもしれません。

素敵にライトアップした家

インテリアコーディネートのコツ

フローリングと壁紙の相性

どんなデザインの床と壁にしていくかを考えるとき、フローリングの床材やデザイン、壁紙のサンプルをたくさん見ていくことになります。部屋の中は斬新で個性的なデザインがかっこいいと思ってしまいがちですが、ここは少し冷静に考えましょう。フローリングと壁紙それぞれの個性が強いと、それぞれが主張し合い、なんとなく落ち着かない雰囲気になってしまいます。たとえば、壁紙を個性的なデザインにするならフローリングの色合いは落ち着いたものを選びましょう。そうするとスッキリとした印象で、おしゃれに見えるようになります。

また、壁紙はシンプルで落ち着いたデザインのものを選び、壁の一面だけに違う色や柄を取り入れる「アクセントクロス」を使うと、洗練されたハイセンスな空間を演出することができます。

建物内全体の統一感

たとえば、玄関はウッドテイストのナチュラルな雰囲気で、リビングダイニングはポップなインテリア、さらに寝室はモノトーンのシックな感じ…、といった風に一つひとつの空間はセンス良く仕上げていても、それぞれのテイストが違いすぎると建物全体がちぐはぐで幼稚な印象になりかねません。できれば建物全体のコンセプトを決めて、それに沿ったテイストのインテリアを選んでいった方が、長く住んでも飽きのこないマイホームに仕上がるはずです。

「家全体は落ち着いた雰囲気にしたいけど個性的なデザインも取り入れたい」という希望がある人は、トイレやウォークインクローゼットなど、あまり目立たないスペースだけ遊び感覚を入れてみるのが無難です。

間取り

家族構成やライフスタイルによって決まる部分が多い間取り。屋内の印象にも大きく影響しますが、暮らしやすさを重視して設定するべきでしょう。洗濯~乾燥~収納の効率が良い家事の動線、朝の身支度~スムーズに外出できる動線、来客時にプライベート空間を見せないように誘導する動線、など様々な生活のワンシーンを思い出して、最適な間取りの配置を考えることで家族みんながいつまでも暮らしやすい空間にすることができます。こうした家族への思いやりも、見えない部分のおしゃれではないでしょうか。

木目調の折り上げ天井でオシャレなリビング

材料選びのコツ

外壁の色数は少なく

壁紙と同じように外壁は面積も大きく、さらに外観の決め手となるキーパーツです。それだけに汚れや破損などの経年劣化が目立ちにくくするように、外壁材の質も重要です。富士住建では、ニチハのFugeプレミアムシリーズを標準装備にしています。マイクロガードやプラチナコートといった独自の機能でロングメンテナンス化を実現しています。ちなみに外壁の色ですが、あまり多くの色を組み合わせると、見た目も悪く安っぽい印象を与えやすいため、せいぜい2~3色にとどめ、組み合わせはプロの客観的な意見も参考にすると失敗しにくくなります。

また、標準装備ではありませんが、外壁に木質系サイディングを貼って仕上げている場合は定期的なメンテナンスがされていないとカビが発生してしまう場合があるため、こまめに点検したり、防カビ性能がある外壁材を選ぶとよいでしょう。

見栄えを大きく左右する壁紙

壁紙は広い面積で使われるだけに、費用を惜しみ質の低いものを選ぶと家具やレイアウトをどのように工夫してもおしゃれな家には見えなくなります。また派手なデザインや色の壁紙を使うと、ポップな内装になりますが、毎日見ていると人によっては飽きがきやすいというデメリットもありますので、慎重に選ぶようにしましょう。無難にコーディネートしたい人は、やはり白い壁紙の中から風合いの違いにこだわってみるのが基本となると思います。自分の選び方が心配な人は、スタッフ担当から意見をもらったり、SNSでの施工事例を参考にしたりするとよいでしょう。

床材を選ぶ

床材には無垢、天然複合タイプ、タイル、クッションフロアなどがあります。それぞれ傷のつきやすさや特徴があるので、家具とのコーディネートの他、場所や用途によって考えましょう。

水廻りの設備

人の家におじゃますると意外と水廻りの設備が印象に残ったりしませんか。特にキッチンがスッキリと機能的だとダイニング全体の見栄えもグッと良くなります。逆にグレードの低い安価なシステムキッチンだと、空間の印象を悪くするどころか、使い勝手もイマイチで、汚れが目立ちやすくメンテナンスが大変ということもあります。

富士住建ではキッチンがクリナップ、タカラスタンダード、トクラスの3メーカーから選べ、どれもグレードの高いキッチンが標準装備となっています。思わず友人を招いてパーティーをしたくなるようなキッチンで、富士住建の設備の中でも一番人気です。

またトイレやバスルームもキッチン同様にグレードの高い仕様だと、カビや水垢が付きにくく、毎日の掃除も負担が軽くなります。

家族の様子を見渡せる対面型コミュニケーションキッチン

人気の設計・アイテム

リビングの吹抜けと階段

最近の戸建で人気なのがリビングの吹抜けとそこに備え付けられた階段です。吹抜けには採光窓がついていることが多く、ここから外光を取り込むことで、リビングが明るく広々と感じられ、開放感が生まれます。また吹抜け横の階段は2階の寝室や子ども部屋からリビングへの動線にもなり、自然と家族が集まる雰囲気を演出できてとても評判です。

無垢フローリング

やっぱり建材としての自然素材は優しい風合いで人気があります。中でも塗装やウレタン加工を施していない木材を無垢材といい、これを使用したフローリングを採用する家が増えています。木材が本来持つ素材感がナチュラルで心地よい雰囲気を醸し出すだけでなく、機能面でも湿気や気温の調整作用により、夏は涼しく冬は暖かい空間を作り出します。さらに、空気中の有害物質を吸着したり、カビやダニの予防効果もあると言われています。

オーダーメイド家具

上記でデザインや色調の統一感を確保することでセンス良く見えると説明しましたが、家具も家のテイストに合わせてオーダーメイドするとより完成度が高まります。もちろんコストも余計にかかってしまいますが、費用的に可能であれば検討してみるのも良いと思います。なにより細部まで徹底してこだわることでお金には代えられない我が家への愛着が一層深まることでしょう。

いろいろな照明器具

家庭用照明には天井に直接取り付けるタイプのシーリングライトが使われることが多いですが、ダイニングにはスタイリッシュなデザインのぶら下げるタイプのペンダントライト、キッチンには天井に埋め込むタイプのダウンライト、などというように様々なタイプを使い分けるとシーンに応じた演出効果が生まれます。さらにリビングダイニングの一角や寝室などに、間接照明を採用する方法も人気です。たとえば、ダイニングの天井にレールを使ってスポットライトを取り付けたり、リビングや寝室にスタンドライト(フロアランプ)を置いてみると、ムーディーな雰囲気を出すことができます。しかし、間接照明にこだわりすぎると室内が薄暗くて生活しにくいということになりかねませんので、必要かつ効果的な部分だけに取り入れると良いでしょう。

梁を利用したキャットウォーク

「おしゃれな注文住宅」を実現するパートナーとは?

おしゃれなマイホームを建てる前に知っておいた方が良い知識を紹介してきましたが、かといってすべて自分で最適なものを選んでいくのはかなり大変だと思います。やはり失敗しないためには自分で情報収集するだけでなく、注文住宅のプロと相談しながらプランを考えていくのをおすすめします。

私たち富士住建では、省エネ・高品質な設備・防犯システム・生活必需品を標準装備とした「完全フル装備の家」という完全自由設計の注文住宅を提供しています。これまで手掛けた建築事例をもとに、実際に住む人の想いやライフスタイルに沿った快適でおしゃれな注文住宅建築をご提案させていただきます。

もちろん、住宅に使う材料や設備は、プロが厳選したグレードの高いものを選んでいるため、快適性や耐久性についてはご安心ください。「せっかくマイホームを建てるなら注文住宅で」とお考えの方だけでなく、「分譲か中古で考えているけど、話だけ聞いてみたい」「まだ検討中だけど今後の参考のために」という人もぜひお気軽にご相談ください。しつこい営業はいたしません。お見積りや間取り作成も無料で承ります。土地売買を手掛けているグループ会社もありますので、まだ土地をお持ちでない人も土地を探す段階から理想の住まいの実現をサポートいたします!

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