注文住宅で理想の玄関にするためのポイントを解説!後悔・失敗例も紹介

たてる

玄関は、住まいの第一印象を決める重要な空間であり、家族にとっても来客にとっても快適さと使い勝手が求められる場所です。注文住宅を建てる際には、デザインだけでなく、動線や収納、採光といった実用面も考慮することが理想の玄関づくりの鍵となります。

この記事では、注文住宅で玄関を計画する際に抑えておくべきポイントや、よくある失敗例とその対策を詳しく解説します。ぜひご参考にしていただき、注文住宅で理想の玄関を実現しましょう。

注文住宅で理想の玄関にするためのポイント

注文住宅で理想の玄関にするためのポイント

注文住宅で理想の玄関にするためのポイントを「広さ・レイアウト」「ドア」「土間の床材」「収納」「照明」に分けて解説します。

広さ・レイアウト

玄関の広さやレイアウトは、家全体の印象や使い勝手に直結する重要なポイントです。玄関が狭いと、靴を脱ぎ履きする際に動きづらく感じたり、来客時に複数人が同時に立つと窮屈さを覚えたりすることがあります。一方で、広すぎる玄関はスペースの無駄になることもあるため、注文住宅では適切なサイズ設計が求められます。

広さを決める際は、家族の人数や日常生活での玄関の使用状況を考慮すると良いでしょう。外で使用する荷物や靴が多い家庭では、荷物を一時的に置けるスペースを設けることで便利さが増します。動線を意識したレイアウトにすることで、スムーズな出入りが可能となり、日々の生活が快適になります。

デザイン面でも、広さやレイアウトを工夫することで、来客時に好印象を与えたり、玄関を家全体の雰囲気に調和させたりすることができます。理想の玄関づくりには、実用性とデザイン性のバランスが重要です。

ドア

住まい全体のスタイルに調和した素材や色を選ぶことで、家の外観に統一感を持たせることができます。

また、防犯性も重要なポイントです。ピッキング対策の施された錠前や、二重ロックの仕様を採用することで、安心感を高めることができます。さらに、最近ではスマートロックを取り入れる家庭も増えており、スマートフォンで鍵の開閉を管理することで利便性が向上します。

断熱性についても注目すべきポイントです。断熱性能の高いドアを選ぶことで、室内の快適さを保つことが可能です。玄関周りが日当たりの悪い方角にある場合や寒冷地に住む場合には、断熱性能を重視したドア選びがおすすめです。

ドアの開閉方法もポイントの一つです。開き戸や引き戸のどちらを採用するかは、玄関スペースや動線に応じて選択しましょう。コンパクトな玄関には省スペース設計の引き戸が適しており、広めの玄関であれば開き戸を選んで重厚感を演出することも可能です。

土間の床材

土間は靴で歩く場所であるため、耐久性やメンテナンスのしやすさが求められます。一般的には防水性や耐摩耗性に優れたタイルやコンクリートが選ばれますが、デザインや用途に応じて様々な選択肢があります。

タイルはカラーバリエーションや模様が豊富で、玄関の雰囲気を自由にカスタマイズできる点が魅力です。また、滑りにくい加工が施されたものを選ぶことで、雨の日でも安全性を確保できます。

一方で、無機質な印象を和らげたい場合には、温かみのある天然石やレンガ調のタイルを採用するのも良いでしょう。

コンクリートは、シンプルでモダンな印象を与える素材として人気があります。カラーリングや仕上げ方法によって、無骨な雰囲気からスタイリッシュなデザインまで幅広く対応できます。さらに、コーティング加工を施せば防汚性が向上し、掃除も簡単になります。

デザイン性を重視するのであれば、異なる素材を組み合わせることで、土間に個性的な表情を加えることも可能です。タイルとウッドパネルを組み合わせると、実用性と温かみの両方を兼ね備えた空間が完成します。

床材の選び方ひとつで、土間の印象が大きく変わります。機能性を重視しつつ、家全体のデザインコンセプトに調和する素材を選ぶことで、注文住宅で理想的な玄関を作り上げることができます。

収納

玄関収納においては、使い勝手と美観を兼ね備えた設計が重要です。日常的に使用する玄関は、靴や傘、バッグ、アウトドア用品などが集まりやすいため、効率的な収納スペースを設けることで整然とした印象を保つことができます。

靴の収納には、家族の人数や靴の種類に応じて容量を調整できるシューズクローゼットやシューズラックが便利です。引き戸タイプや折り戸タイプの収納は、スペースを有効活用できるだけでなく、掃除のしやすさもあります。

傘やレインコートなどの雨具を収納するスペースを設けることで、雨の日の使い勝手が大きく向上します。専用の収納スペースやフックを設置すると、玄関が散らからず清潔感を保てます。

収納は単に物を片付けるための場所ではなく、生活動線や快適性を向上させる大切な要素です。使う人のライフスタイルに合わせた収納計画を練ることで、玄関がより機能的で魅力的な空間になるでしょう。

照明

玄関の照明も、空間の雰囲気や利便性に影響する重要な要素です。適切な照明を選ぶことで、訪れる人に好印象を与えるだけでなく、日常の使いやすさも向上します。

まず、玄関全体を明るく照らすメイン照明を選びましょう。デザイン性の高い照明を選ぶことで、玄関のインテリアにもアクセントを加えられます。

足元や壁面を照らす補助照明を取り入れることで、機能性が向上します。足元を柔らかく照らすフットライトは、夜間の安全性を高めるだけでなく、温かみのある雰囲気を演出できます。壁に埋め込まれた間接照明を利用することで、玄関に奥行き感と高級感をプラスできます。

ドア付近にはセンサー付きの照明を設置するのもおすすめです。自動で点灯するセンサーライトは、手がふさがっている場合や帰宅時に便利で、防犯対策としても効果的です。

照明の色温度にも注目しましょう。玄関はリラックス感と明るさのバランスが重要なため、自然光に近い温白色の照明が適しています。ただし、インテリアや外観に合わせて暖色系や白色系を選ぶことで、空間全体の統一感を持たせることも可能です。

玄関の照明はデザイン性と機能性の両面から考えることで、より快適で印象的な空間を作り上げることができます。

注文住宅での玄関に関する後悔・失敗例

ここからは、注文住宅における玄関の後悔・失敗例を紹介していきます。

主な後悔・失敗例としては「採光不足で暗い」「動線が悪い」「換気が不十分」「防犯対策の不足」などが挙げられます。

採光不足で暗い

玄関が採光不足で暗くなると、全体の印象が陰鬱になり、使い勝手も低下してしまいます。自然光が十分に入らない場合、玄関が日中でも薄暗く感じられるだけでなく、靴を履いたり荷物を運んだりする作業が不便になることもあります。また、訪れる人に対しても暗い印象を与えてしまう可能性があります。

採光不足の原因として多いのは、窓やガラスドアの設置を考慮しなかったことや、周囲の建物や塀による日差しの遮断です。それらの問題を解消するために、玄関ドアにガラス部分があるデザインを選んだり、採光用の小窓を設置したりするなどの工夫が効果的です。また、壁や天井に採光窓を設けることで、自然光を取り入れる手段を増やすこともできます。

採光だけではなく照明とのバランスも重要です。自然光が入りにくい場合には、明るさを補うために昼白色の照明や、センサー付きのライトを取り入れることで、暗さを解消できます。

反射効果を利用して明るさを高めるために、明るい色調の壁材や床材を選ぶのも有効です。採光不足は住み始めてから改善するのが難しいため、設計段階でしっかりと検討し、快適で明るい玄関を目指すことが大切です。

動線が悪い

玄関の動線が悪いと、日常生活の利便性が大きく損なわれます。室内への移動経路が複雑でスムーズに動けない場合や、玄関からリビングや収納スペース、洗面所などへのアクセスが悪い場合、荷物を運び込む際や急な来客対応で不便を感じることが多いです。

特に家族が多い家庭では、朝の忙しい時間帯に玄関で人がすれ違うたびに混雑が生じ、ストレスの原因になることもあります。動線に関しては、簡単な工夫だけでは解決できず、使い勝手そのものに影響を与えます。

動線の悪さを防ぐためには、玄関の配置や広さを事前にシミュレーションすることが重要です。例えば、シューズクロークや収納スペースを動線上に配置することで、靴や荷物の出し入れがスムーズになります。また、リビングやキッチンに直接アクセスできる動線を確保することで、家族全員が効率的に使える玄関を実現できます。

設計段階で動線のシミュレーションをしっかり行い、実際の生活をイメージしたプランを立てることが、注文住宅での後悔しない玄関づくりのポイントです。

換気が不十分

換気が不十分だと、湿気やにおいがこもりやすく、快適さが損なわれるだけでなく、カビやダニの発生といった衛生面の問題にもつながります。特に、玄関は外からの湿気や汚れを持ち込みやすい場所であり、靴や傘からの湿気がこもると、不快なにおいや劣化の原因になります。また、通気が悪い玄関は、夏場の暑さや冬場の寒さがたまりやすく、家全体の空気環境にも影響を及ぼします。

お気に入りの革靴がカビで台無しになったり、傘が錆びて使えなくなったりする可能性もあります。また、不快なにおいが玄関全体に広がり、来客を迎える際に気まずい思いをすることも考えられます。

換気不足を防ぐためには、通風を考慮した設計が欠かせません。玄関ドアに通気口がついたタイプを選ぶ、あるいは小窓を設けて自然な風の流れを作ることで、常に空気が循環する玄関を目指すことができます。また、シューズクロークや収納スペースにも換気口や通気孔を設けることで、靴や傘などの湿気対策が可能です。

設計段階で換気対策をしっかり考慮することで、長く快適に使える玄関を実現することができます。

防犯対策の不足

防犯対策が不十分だと、空き巣や不審者の侵入リスクが高まります。特に、玄関ドアの施錠が簡易的であったり、防犯性能が低い窓ガラスを使用している場合、侵入される可能性が高くなるため注意が必要です。また、玄関周りが暗いと視界が悪くなり、不審者が気づかれずに近づくリスクも増えます。

防犯対策の失敗を防ぐためには、高いセキュリティ性能の玄関ドアの鍵を選ぶことが重要です。ピッキングや破壊に強いディンプルキーや電子錠を採用することで、侵入の難易度を高められます。また、補助錠を設けることで二重の防犯対策を施すことも効果的です。

さらに、防犯カメラやセンサーライトを設置することで、玄関周りの監視体制を強化できます。動きを感知して点灯するセンサーライトは、不審者に心理的なプレッシャーを与え、犯罪を未然に防ぐ効果があります。また、郵便受けやインターホンの位置や仕様を工夫することで、不審者に生活状況を読み取られにくくすることも可能です。

防犯対策を怠らないことで、安心して暮らせる家を実現できるため、計画段階で十分な対策を検討することが大切です。

「完全フル装備の家」の玄関について

「完全フル装備の家」の玄関について

当社が提供している「完全フル装備の家」は、100種類以上のハイグレードな設備が標準装備された完全自由設計の注文住宅です。

他社ではオプション扱いとなることが多いハイグレードのデザインキッチンや、1.5坪のテレビ付きバスルーム、さらには太陽光発電システムまで、最初から全て揃っています。

カーテンやエアコン、LED照明といった日々の生活に欠かせない設備も標準装備されているので、お引き渡したその日から快適な暮らしをスタートできます。

玄関部分においても高品質な設備が標準装備されています。

機能性の高い玄関収納

高断熱性能を誇るYKKAP製玄関ドア「InnoBestD50(イノベスト)」を採用(準防火地域ではGシリーズ)しています。断熱性能が業界トップクラスで、玄関からの冷暖房効率を向上させ、住まい全体の快適性を高めるだけでなく、省エネにも寄与します。

断熱性能だけでなく、デザイン性にも優れており、外観の印象を引き立てます。また、毎日頻繁に使用する玄関だからこそ、快適で便利な機能を兼ね備えています。非防火エリアと防火・準防火エリアで仕様が異なり、地域の条件にも柔軟に対応しています。

スマートコントロールキー搭載

最新のスマートコントロールキー機能を備えており、便利さと安全性を両立。リモコンキーを使えば、3m以内であれば離れた場所からでもボタン一つで施解錠が可能です。また、タグキーはドアに近づけるだけで簡単に操作でき、スマートフォン専用アプリを利用すればBluetoothで施解錠ができるうえ、キー管理や施解錠履歴の確認も可能です。

安全性を高める設備

玄関のセキュリティ対策として、以下の高機能設備が標準装備されています。

【モニターホン】

パノラマワイド画面とタッチパネルを搭載し、操作が簡単。録画機能があり、不在時の来訪者を後から確認できます。LEDライト付き玄関子機は夜間でも鮮明な映像を提供し、ワイヤレス子機が付属しているため、家のどこからでも対応可能です。

【センサーライトカメラ】

赤外線センサーが不審者を検知するとライトが点灯し、ドアホンと連動して自動録画を開始し、不審者には威嚇音を鳴らすことができ、夜間の照明としても活用できます。

断熱性能の向上や便利なスマート機能により、快適さだけでなく安心感も提供し、細部にまでこだわりが詰まった設備が、住まい全体の質をさらに高めています。

詳細に関しては、以下のページをご覧ください。

>>【完全フル装備の家】玄関の詳細はこちら

注文住宅で理想の玄関にするためには

注文住宅で理想の玄関を実現するためには、広さやレイアウト、ドアの選び方、土間の素材、収納、照明といった各ポイントをしっかり抑えることが重要です。玄関は家の「顔」として来客の第一印象に関わるだけでなく、家族の暮らしやすさにも大きく影響します。広さや動線を工夫することで日々の動きがスムーズになり、照明や採光を適切に配置することで明るく快適な空間を演出できます。

一方で、採光不足や動線の悪さ、換気の不十分さ、防犯対策の欠如といった失敗例も多く見られます。それらを回避するためには、設計段階で細かく計画し、実際の生活をシミュレーションすることが大切です。理想の玄関を実現するために、ぜひ今回の記事を参考にしてください。

また、ハイグレードな設備が標準装備された注文住宅「完全フル装備の家」にご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ詳細情報をご覧ください。

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